アマンダ・ルイスへ捧ぐ詩

アマンダ・ルイスへ捧ぐ詩

次世代エネルギー1

内容: | カテゴリー:エネルギー

次世代のエネルギー源として可能性が見出されているものに、原子力発電と自然エネルギーという2極があります。

1953年にアイゼンハワー大統領が原子力の平和利用を宣言してから、米国は原子力発電技術のトップをひた走っていました。 日本もそれに続けと言わんばかりに、原子力研究を行い非核三原則に抵触しない範囲で、開発を行ってきました。 世界中で研究が進むにつれて原子力利用の負の部分が解明されてくると、様々な懸念が浮き彫りとなりドイツのように原理力発電の利用を中止する先進国も出始めました。 アメリカのスリーマイル島原発事故、ロシアでのチェルノブイリ原発事故、日本の福島第一原発事故など、想定されていたヒューマンエラーによる問題も発生しました。 何よりも核廃棄物の処理問題は深刻で、放射性廃棄物の半減期は長くて数万年空~数百万年の時間を有する物質まで発生してしまいます。 明確な処理方法が定まらぬまま、人類の負の遺産をひたすら溜め込む行為には多くの課題と疑問が残るのが現実です。

長期的な開発の可能性を見据えると、核の平和利用は究極的には核融合発電が想定されています。 現行の核分裂反応を利用した発電と比べ、遥かに高温で発生するエネルギーも桁違いで暴走する危険性も僅かですが、それをコントロールする難しさも圧倒的に高まります。 核融合発電においても少量ですが核廃棄物が継続的に発生するため、その対応策は原子力の平和利用を続ける限り切っても切れない問題となりそうです。

次回はもう一つの極である自然エネルギーに関して書きたいと思います。

炭素問題

内容: | カテゴリー:環境

カーボンニュートラルという考え方があります。 一人の人が生きている間に行う活動で排出するCO2の量を0にするという考え方です。 厳密に言うと地球の地下(岩石圏)にある炭素を地上(大気圏)に放出させないということです。 me達が普段何気なく使っているガソリンも、地中深くに眠る化石燃料を掘り起こして、燃焼させることでエネルギーを得るため、 カーボンニュートラルという概念に反することになります。 石炭や石油、天然ガスやメタンハイドレートなどの化石燃料は、燃焼させることで大気中に大量の温室効果ガスを発生させてしまうため、 地球環境を著しく損ねると考えられています。 ましてや森林の深刻な伐採や海水温度の上昇による炭素吸収能力の低下が地球温暖化を加速させています。

カーボンニュートラルとはそうした地球環境への適切なアプローチの一種として提唱されています。 その急先鋒として開発されてきた原子力発電も、戦争利用や人の手に負えない廃棄物質によって先行きが不透明な状況です。 現在人類が叡智を終結して取り組むべきものとしてあげられているものが、太陽光・熱を利用した発電、地熱・海水温・水流・大気流を利用した発電、 バイオマスによる発電・燃料の生産などがあります。 しかしながら、現在流通しているエネルギービジネスとの軋轢が非常に大きな問題として横たわっています。

いずれにせよ環境破壊と隣り合せに暮らす現代の我々に課せられた使命とも呼べる命題なのかもしれません。 第一線をはしるのがやはり欧米や日本の先進国ですが、近代化が著しくおくれている中東諸国、先進国の背を追いかける南米でも、頻繁にこの研究がすすめられています。 開発の結果に生まれる莫大な利益を見越した研究競争、特許抗争の様も呈していますが、子ども達の未来の笑顔を明るく照らしたいと思うのは 世界共通の親心かもしれません。

前代未聞の大気汚染

2013/02/05 10:31

内容: | カテゴリー:環境

中国の首都北京周辺では現在原因不明のスモッグがあたり一帯を覆いつくし、極端な視界不良と深刻な健康被害や電波障害を招いています。 現在の中華人民共和国がある周辺では原始より黄砂が舞い上がる地域であり、それによって生まれる新たな生態系の温床にもなっていました。 しかしながら、工業の活性による深刻な環境汚染や、都市部のアスファルトで覆われた農作物や自然とつながりの薄い生活圏では、 深刻な悪影響を及ぼすようになってしまいました。 今回のスモッグの直接的な原因は未だに究明されていませんが、おそらくは季節性の乾燥と温度変化による上昇気流という一般的なストームが起因だったのでしょう。

起因や飛散物の詳細はさておき、中国の気象局が公式発表するには「自然現象ではなく、人工的に排出された産業排気物、建築砂塵、粉塵、生活排気物などが原因」ということであり、 同時に排気ガスが多い103もの主要な企業に対して、操業中止を命じていることから、この機会を利用して今まで政府を悩ませてきた公害問題に、深くメスを入れていこうという意図が読み取れますね。 ちなみに北京では1月に入ってからスモッグがなかった日は5日しかなかったらしいです。 いくら大規模な砂漠や乾燥地帯をもち、黄砂などの嵐になれた中国人といえども、今回ばかりは相当な焦りを感じているようですね。

日本でも多少なり改善傾向にありますが現代も公害として、光化学スモッグや黄砂や花粉などの問題があります。 最も深刻な健康被害をもたらす光化学スモッグは、光化学オキシダントやエアロゾルが含まれており、人体が大量に取り込むと発熱、炎症、麻痺などの重篤な症状を引き起こします。 中国で現在起こっていることは日本も含め世界中が同様であり、経済を急速に発達させることだけに志向を奪われた、人の欲望の汚淀の蓄積の結果であります。 それらの物質は化石燃料の燃焼時や工場プラントでの化学合成時に生み出され、それらを吸収し浄化する自然システムの破壊を行ってきたことで、自らの首を絞め続けているのです。 今後の国際社会では、先進国の自責による一方的なイニシアティブだけではなく、文明と生態系への尊厳を高めるための人類全体での、真剣な取り組みが必要です。

そこには飢餓や疫病、貧困や宗教対立など乗り越えなければならない多くの事案がありますが、 人の心の温かさによって一つずつ解決に向かうことがきっとできるでしょう。

エネルギーの新年

2013/01/02 09:38

内容: | カテゴリー:エネルギー

新年明けましておめでとうございます。 誠に拙い文章ではございますが、ご来訪いただきまして心より感謝申し上げます。 今年もより一層、クリーンで豊かな環境を実現すべく、深く学びお伝えして参りたいと思います。

さて、昨年末に自民党による新たな差戻し政権が誕生し、一向に進展を見ないエネルギー問題にも動きが出る年になりそうですね。 経済産業相の茂木敏充は会見で公約にならい「前政権が掲げた2030年代に原発稼働ゼロを見直す」旨の発言をしています。 自民党は選挙マニフェストにも「10年以内に持続可能な電源のベストミックスを考える」と訴えていましたし、それで選挙を勝ちとった訳ですから当然といえば当然の流れですよね。 meの個人的な考えとしましては、「可能な限り早い段階で原発ゼロ」「停止中の原発の廃炉」が理想であると考えております。 こういう発現をすると、途端に「ヒステリックな発現」や「経済音痴な戯言」という批判が聞こえてきそうですね。 しかしながら、原発を動かすことへのリスクを知らぬ人類が、「その都度最適なパフォーマンスを探し出す」と推進派は論ずるのです。 そうであるならば、原発を動かさないことへのベストパフォーマンスをどこまで突き詰めることができたのか?非常に疑問です。 meが思うに、原発を動かさないことでの豊かさへの道のりを、政治家は誰も描き示すことができないのではないでしょうか。 未来の党の嘉田代表もがんばっておられましたが、その後の離散状況をみるとやはり政治家には難しいと感じてしまうのです。

me自身も震災が起こる前までは、原子力発電所の必要性を十分認識しておりましたし、ゆくゆくは核融合炉がそれに代わり、神のごとき半永久的なエネルギーを生み出してくれるであろうと考えておりました。 しかしながら時期尚早。制御できない技術を使いお金儲けするようでは、不制御に陥った際の後始末ができないのは白日の下に明白です。 経済の先行きが経たぬのであれば、経てればよろしい。それを模索するのが役人の務めであり、それを放棄する政府はどこまでいっても傀儡に成り下がるでしょう。 当然のように現在までの状況を作り出したのは消費者であるme達全ての責任でありましょう。 その尻拭いを国民に求めるのであれば、ありとあらゆる可能性が検討されうるべきです。 一部の権利者が一部の弱者に不都合を押し付けて、多数はそれに加担し又は傍観する。 よりよき未来を築くべく人類がとるべき正気の行動とは到底思えぬ状況なのであります。

度々議論の場ではヨーロッパ諸国やアメリカ、とりわけ地熱でクリーンを実現するアイスランドや原発を一早く脱する方針をとってきたドイツやシェールガスで沸くアメリカなどがとりあげられます。 しかしながらいずれの国も日本とは文化・風習・人口問題・国土の環境・消費される電力量その全てにおいて適合しません。 今の日本には、豊かな緑溢れる自然を守り文明や情報を高めることができる、独自の最も優れた仕組みが必要とされているのです。 明るい未来のエネルギー政策がいち早く実現されることを強く願いますし、それがどのような形でどのような構造でどのような利権がからみ、それはどのような豊かさなのか。 真剣に考え学び、今後も議論の種を撒いていこうと思います。

マヨネーズからみるエネルギーのお話

内容: | カテゴリー:エネルギー

5年ほど前に食品大手のキューピーは、マヨネーズの販売価格を17年ぶりに引き上げました。 理由は大豆などの原料が高騰しているためということでした。 その他にも小麦粉を使われるお菓子などの価格が上昇したり、値段を据え置いて内容量を減らす等の現象もみられました。

背景には世界の食糧庫であるアメリカの大手穀物メジャーが、国策であるバイオエタノール精製に必要なトウモロコシの生産を押し広げたことに起因します。 バイオエタノールの製造は、サトウキビまたはトウモロコシを発行させて蒸留するのが、主流の方法です。 政府おすみつきの事業なので生産者の期待も高まり、小麦や大豆の生産からバイオエタノールの原料生産へ切り替えることに繋がりました。 また、マーケットの期待感と中長期の利益を目指した投資家の資金が集中することで、実際の消費市場より大きな偏りを生み出すことになりました。 またバイオエタノールの推進のために、アメリカ政府から大量の補助金が支給されており、より一層穀物生産と供給の不安定さを加速させました。 結果として砂糖やトウモロコシ、小麦などの穀物の値段が上昇することで、アメリカからの穀物の輸入に頼る為替の弱い貧困国の食糧事情を悪化させることになりました。

穀物は人間の食料としてだけではなく、家畜の餌として大量に消費されているため、酪農や畜産業に大きな打撃と価格変動を招きます。 しかし、これほどの影響を与えるバイオエタノールとはそもそもどのような物質で何に使用することができるのでしょうか。 次回は、キーワードの再生可能エネルギーを焦点としてお話ししたいと思います。

砂漠化と課題

内容: | カテゴリー:環境

世界の砂漠化は驚くほど早いスピードで進行しています。 現在世界最大の国家である中国の北部では、長引く干ばつや人口増加にともなう過剰な農業開拓や森林伐採によって砂漠化が進行し、 年間約65億ドルもの経済的損失を出すほどに深刻な状況です。 日本の4倍もの面積の砂漠が広がり、荒れた不毛な土地では砂嵐が年に35回ほども発生し、日本には春先に大量の砂埃が舞って来る黄砂の増加がおきています。

エジプトのピラミッドが砂漠にそびえ立つ姿や、アメリカ軍がイラクの荒涼とした大地を進行する姿は日本人の目にも記憶に新しいと思います。 古くエジプト文明やメソポタミア文明が栄え出す数千年以上前には、それらの土地は非常に肥沃でナイル川やユーフラテス川の恩恵を最大限に生かした農業に適した土地でした。 しかし、当時の文明を築いた人々による生活圏の拡大によって大量の森林が伐採され、上流に貯えきれなくなった雨水が大量の土砂となって土地を押し流し、 アルカリ性化と塩性化を招いた土地は段々と痩せ細っていきました。 結果として現在のエジプト周辺やイラク周辺には大規模な砂漠が形成されていったと考えられています。

再生可能エネルギーの開発や緑化プロジェクトに積極的なサウジアラビアにも、ネフド砂漠やルブアルハリ砂漠という巨大な砂漠が存在しており、 国土の大半がこの不毛な荒地であり、貴重な水資源と地下化石資源をどのように活かし生き延びていくかが、国家の最大の課題だったのでしょう。 しかしながら、中国やサハラ砂漠をかかえるアフリカ諸国からも学び、西欧や日本の先端技術や研究を取り入れていく姿勢は、 食糧不足や飲料水が大量に不足するであろう今後の世界の問題を先取った、人類のための取り組みともいえるのでしょう。

サウジアラビアとエネルギー資源

内容: | カテゴリー:エネルギー

meの古い友人に中東の大国であるサウジアラビア王国で働いていた男性がおり、環境問題に感慨の深いmeはエネルギー問題についてよく語り合うのです。 サウジアラビア王国はコーランが法の最上位とされ、イスラム教の絶対君主制をとる政教一致国家です。 歴史的な背景において、長い時間で中東戦争などの影響を受けており、敬謙なイスラム国家である割には、国際社会との関わりを比較的良好に保っている中東国といってもよいでしょう。

現代の人類において主流なエネルギー源である石油の埋蔵量が、世界で最も多い国家であるといわれています。 生産量が多く消費量が多いロシアなどと違い、国内市場の規模が小さいサウジアラビアの原油輸出量は世界一を誇ります。 イラン、イラク情勢が不安定な近年では欧米やアジア諸国には重要な貿易パートナーとなっています。

そのサウジアラビアでも近年は原子力発電や再生可能エネルギーへの開発投資が加速しているようです。 国内の大半をルブアルハリ砂漠が占めており、古くから地下水やオアシスにその生活圏を依存させてきました。 しかし、一万年の湿潤だった時期に溜め込んだ地下水は年々枯渇しており、2040年には使い果たしてしまうだろうといわれています。 そのような地球でもっとも過酷な環境で生きる人々にとって、貴重な資源で稼いだ外貨を子孫へ繋ぐ投資が予め予定されていたのかもしれません。

環境の変化に対する認識と、人類の文明の進化を見据えたサウジアラビアの動向は、日本でも様々な活動と関わりをもっています。 次回はその活動や、バイオ燃料や太陽光発電に関する内容を書きたいと思います。

アマンダ・ルイスへ捧ぐ詩

内容: | カテゴリー:

東日本大震災により尊い多くの命が失われ、原発問題などで今でも故郷を追われる方々がいるなか、経済的にも行政的にも混迷を極める今、我々は未来の子ども達のためにより多くの叡智と可能性を残して行かなくてはなりません。 貴うべきもの、敬い崇めるべきものを同じくして思想を束ねることは多くの危険を孕むことです。 しかし自然崇拝により悠久の時を経た日本という国において、将来を見据え子孫を慈しみ環境を守り続けることは、決して不幸の道の歩みではないでしょう。 行くべき場所が決まっているのなら、進むべき方向もきっと示されています。

人が活動を行うことによって与えられた変化は全て自然の行いである。人も自然の一部なのだからと、そう考えている人も少なくないと思います。 人が与える影響も宇宙から与えられる影響も、また人以外の生物の種による生態系の著しい偏りでさえも、地球環境に与えられる変化は極めて甚大です。 我々人類がこの星で繁栄し生活していくためには、それがどのような原因であっても乗り越えて行かなければなりません。 地球環境の破壊・汚染が深刻な問題と一般の人たちに考えられるようになったのは、僅か50年ほど前からです。 戦争で荒廃した世界を再構築する、目まぐるしい工業発展や人口増加による大気汚染や水質汚濁は、それまで長らく保たれてきた地球の浄化作用を著しく弱めてしまいました。 大量の泥水を流し込んだ排水口のように、大量の泥が口を塞いでしまえば流れることができなくなるように、汚染物質の大量発生が一時的に行われればオーバーフローが起きてもごく当たり前のことです。

温室効果ガスによる気温上昇、水質汚染による生態系の破壊や酸性雨による土壌汚染、森林伐採や化石燃料の大量消費による地盤沈下や異常気象など、全ての状況が環境破壊という一つの大きな輪となり、生物の生存環境を脅かしています。 問題は多く、大きく、簡単に解決できる問題ではないでしょう。 しかしながら、より多くの人がより真剣に議論を尽くし、日常のほんの小さな取り組みを実践して行けば、やがて大きなうねりとなり世界を変えることができると信じています。 そのアクションは少しでも早く可能性が高いうちに始めることが大事です。 meは今、ここから世界の全ての人に向けて、より大きな声で、取り組むべき行動や議論すべき問題を問いかけて行きたいと思います。

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